米国のアラインテクノロジー社が開発したうすい透明のマウスピース型の矯正装置です。世界で非常に多くの患者さまに使用されている矯正装置です。
ご自宅でカスタムメードされたマウスピース(アライナー)を1週間に1度交換していくことにより歯を徐々に動かしていきます。ワイヤーを使用しないため、見た目にはつけているのがほとんどわかりません。
ご自宅で治療を進めていくことができることから1〜3ヵ月毎の間隔の通院で治療が可能になります。
見えない矯正治療、目立たない矯正器具をご希望される方へオススメの矯正治療です。
完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
インビザライン・システムは、3次元コンピュータ画像技術を駆使し、治療の開始から終了までの過程の緻密なシミュレーションを行うことから始まります。そして、このシミュレーション結果に基づき、それぞれの患者さまの症状にぴったり適合した一連の「インビザライン・アライナー」をカスタムメードで製造します。患者さまは、矯正歯科医の経過観察のもと、装着するインビザライン・アライナーを交換していくことで、歯が徐々に移動します。歯がシミュレーションされた最終位置に移動するまで繰り返します。
現在、インビザラインに似たマウスピース型の矯正装置は数種類ありますが、当院でお奨めしているマウスピース型矯正装置が、『invisalign(インビザライン)』です。
他のマウスピース型矯正装置は歯型から作製した石膏模型を人間の手で分割しマウスピースを作製しますが、インビザラインは「クリンチェック」とよばれる3次元シミュレーションソフトを通じ、アライン社独自の最先端CAD/CAM(光造形)技術を用いてマウスピースを作製しますので、当然治療結果にも差が生じてきます。
また、他のマウスピース型矯正装置は、歯科医師の免許があれば矯正治療の経験がないドクターであっても取り扱うことができますが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は矯正認定医または同等の矯正治療を経験したドクターでなければ取り扱うことができません。
アライナーは取り外し可能なので、歯磨きやフロスも普段どおり行えます。従来型の矯正装置のように装置と歯面の間にプラークが沈着することがないので矯正中は歯や歯周組織を健康に保てます。
またマウスピース型矯正装置は歯ブラシで簡単に洗浄することができ、とても衛生的です。
食事の時は装置を外すことが可能なので、従来型の矯正装置のように食事のたびに食べ物が装置にからみつくわずらわしさがありません。食事制限がないため矯正をはじめる前と同じような食生活が可能です。
アライナーはプラスティック製のため、金属アレルギーを引き起こす心配がありません。金属アレルギーの方でも安心して矯正治療が可能です。
「矯正治療がしたくても見た目が気になる」という方は多いのではないでしょうか?アライナーは薄く透明なので、自分からマウスピースをつけていると言わない限り、周りに気付かれないという患者さまも多くいらっしゃいます。
薄くなめらかな装置なので舌側矯正装置のような厚みや凸凹がないため、しゃべりづらさや発音障害がありません。接客業務などの仕事をされている方でも気軽に矯正を始めることができます。
この場合、マウスピース型矯正装置での治療前もしくは治療後に従来型の矯正装置「補助矯正装置」での治療が必要となります。補助矯正期間は症状によって様々ですが、3ヵ月から1年かかる場合もあります。
アライナーは1日20〜22時間を目安に装着することが推奨されます。使用時間が短いと目標の位置まで歯が動かないなど、治療期間及び治療結果に悪影響を及ぼします。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社の製品であり、アライン・テクノロジー社の製造所(メキシコ)から直接入手しています。 国内に矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。 マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1998年に FDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。 マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、 承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。